はじめに:地図を見る前に、「現在地」を知る
こんにちは、編集長のナギです。
前回、FP3級の勉強を始めたというお話をしました。

テキストの最初に出てくる「ライフプランニング」の章を読んでいて、改めて突きつけられた事実があります。
それは、「現状の収支を把握していない人間に、未来の計画は立てられない」ということです。
地図があっても、自分の「現在地」が分からなければ、どこへも行けませんよね。お金も同じで、今月いくら入ってきていくら使ったのか。ここがブラックボックスのままでは、どんなに節約術を学んでも効果は半減してしまいます。
そこで今回は、私が導入してよかったツールNo.1である家計簿アプリ『マネーフォワード ME』について、その活用法とリアルな変化をお話しします。
「手書き」も「レシート撮影」も続きませんでした
正直に告白すると、私はこれまでに何度も家計簿に挫折しています。
- 可愛いノートを買って手書きに挑戦(3日で終了)
- レシートを撮影するだけのアプリに挑戦(撮影を忘れて終了)
- Excelで自作(入力が面倒で終了)
「きっちり管理したい」という理想はあるのに、性格がズボラなのか、どうしても続きませんでした。特に、体調が優れない時はレシートを財布から出す気力さえ起きません。
そこで辿り着いた結論が、「自分の意志に頼るのをやめる」ことでした。私が選んだのは、銀行口座やクレジットカードを紐付けることで勝手に家計簿を作ってくれる『マネーフォワード ME』です。
「自動化」して見えてきた、私の家計のリアル
アプリを導入し、メインの銀行口座とクレジットカードを連携させました。最初の設定には少し時間がかかりましたが(30分程度)、一度設定してしまえばあとは自動です。

「今月、何にいくら使ったか」がスマホ画面にグラフで表示された時、私は自分の家計の現実を初めて直視することになりました。
消えた「使途不明金」
手書き家計簿の頃は、毎月数千円単位で「何に使ったか分からないお金(使途不明金)」がありました。ですが、アプリで自動取得されたデータを見てその正体が判明しました。
- コンビニでの数百円の買い物
- ネットショップの「送料」や「少額のサブスク」
- 惰性で続けていたカフェ代
一つひとつは数百円〜数千円の小さな出費です。しかし、これらが積み重なった結果、月に約3,000円〜5,000円ほどが「なんとなく」消えていたことが分かりました。
金額だけ見れば、決して大きな額ではないかもしれません。ですが、年間で計算すれば約4万〜6万円。 「記憶に残らない出費」が、確実に家計を圧迫していたのです。
アプリ導入のメリットは「節約」だけじゃない
『マネーフォワード ME』を使ってよかったのは、単に無駄遣いが減ったことだけではありません。それ以上に、「精神的なコスト」が下がったことが大きいです。
1. 「計算する手間」からの解放
「今月あといくら使えるんだろう?」と考えながら、電卓を叩く必要がなくなりました。
アプリを開けば、あといくら予算が残っているかが一目で分かります。この「事務作業」からの解放は、フリーランスとして働く私にとって大きなメリットでした。
2. 「漠然とした不安」の解消
「貯金が減っている気がするけど、詳しくは分からない」。この状態が一番ストレスになります。
数字は嘘をつきません。 「今月は少し使いすぎたな(食費が3,000円オーバー)」と事実(数字)が見えていれば、「じゃあ来週は少し自炊を増やそう」と冷静に対策が打てます。
見えないお化けは怖いですが、正体が分かれば対処できるのと同じですね。
まずは「無料版」で連携してみる
マネーフォワード MEには有料プラン(プレミアム会員)がありますが、最初は無料版で十分です。
まずは、「よく使う銀行口座」と「メインのクレジットカード」の2つを連携させるだけでも、お金の流れの7〜8割は見えてきます。連携できる口座数に制限があるため(無料版は4件まで ※2025年現在)、まずはメインの生活費に関わるものだけ登録してみてください。
また、無料版では「過去のデータが見られるのは1年前まで」という制限もあります。「まずは直近の家計を把握したい」という初心者の方には十分ですが、長期的な記録を残したい場合は有料版を検討してみてくださいね。
▼アプリのダウンロードはこちら(公式サイト)
iOS(iPhone): https://apps.apple.com/jp/app/id594145971
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.moneyforward.android.app
※2025年12月時点の情報です。アプリの仕様や無料版の制限(連携数、閲覧期間など)は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
まとめ:数字を見ることは、現実を整えること
家計簿をつける目的は、1円単位で収支を合わせることではありません。「自分のお金のクセを知り、コントロール可能な状態にすること」です。
- 自分が何に価値を感じてお金を使っているのか。
- 逆に、価値を感じていないのに惰性で払っているものはないか。
それを知るための鏡として、このアプリは非常に優秀なツールです。
「面倒くさがりだけど、家計を整えたい」
そんな方こそ、ぜひテクノロジーの力を借りて、自動化の仕組みを取り入れてみてください。スマホの中に「専属の経理担当」を雇うような感覚で、きっと心強い味方になってくれるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




